TOP > 相互連携による安全管理体制
アメリカン・ビーフは食の安全性をトータルに考えています。
 
政府・業界・研究機関が相互に連携してチェック
アメリカの食品安全対策においては、「リスク分析」の考え方が重要になっています。
リスク分析とは、食品を通じてハザード(危害要因)を摂取することによって健康に害を及ぼす可能がある場合において、その発生を防止または抑制する全過程で、リスクを科学的に分析する「リスク評価」、実際の検査や管理を行う「リスク管理」、リスクに関する情報開示・意見交換を行う「リスクコミュニケーション」から構成されています。

安全管理のためには、リスク評価とリスク管理を別の機関で行うことが必要です。
おもに研究機関が、その食品が摂取されることにより、どのくらいの確率でどの程度の健康への影響が起きうるかを科学的に評価します。

この科学的な「リスク評価」に従って検査の実施を政府機関や業界が行うことで、健康被害が起こる可能性の高い問題から順に的確に防止対策を行い、安全確保につながっています。
米国食品安全管理システム図
 
科学的なリスク分析の結果に沿って検査を実施する政府の役割。
米国政府は、これらのリスク評価とともに、農務省(USDA)と保健福祉省(DHHS)が連携して実際の管理を行っています。
農務省(USDA) 詳しくはこちらから 保険福祉省(DHHS) 詳しくはこちらから
アメリカの農務省(USDA)には19の部局があり、動物疾病に関する調査を管轄するAPHIS(動物・植物検疫局)、食肉に安全性や表示に関する検査、加工工場の安全性基準の設定等を行うFSIS(食品安全検査局)等が設置されています。 動物用の医薬品や農薬などの管理を行うFDA(保健福祉省食品医薬品局)が動物性タンパク質を含む飼料の禁止措置の監視と施行を行っています。
BSE対策における米国政府の役割
 
生産者団体が自主的に作成したビーフ品質保証(BQA)ブログラム
BQAは、生産者団体が自主的に作成したもので、有害物質の残留していない安全で衛生的な牛肉を生産するために開発したものです。
BQAにおいては、肉骨粉の使用禁止は当然ながら、肥育業者は加工業者に不法な飼料などを使用していない旨の宣誓書を提出することなど具体的な措置に言及しています。
また、作業記録などの詳細を2-3年保管する義務も課されています。
 
食品の流通過程を、HACCPが守ります
HACCP(ハサップ)は、1960年代に米国で宇宙食の安全性を確保するために開発された食品の衛生管理の方式です。
牛肉だけに適用されているものではなく食品全体をカバーするための仕組みです。アメリカではすべての食肉加工工場で導入されています。
HACCPでは、たとえば加工作業ラインや保冷車での移動など材料の入荷から出荷までの全工程において「重要管理点」をリアルタイムで監視、記録し、異常が認められるとすぐに対策がとられます。

牛肉においても1996年に、と畜場、食肉処理場および食肉製品製造施設に対して導入する規制が公示されました。
製品化までの全工程における衛生管理の方法として国際的にも効果が認められ、世界各国で導入されている手法です。
 
トレーサビリティの実施も予定されています
米国では、牛の流通履歴などを確認できるトレーサビリティの仕組みの導入を進めています。
これは、全国動物個体識別システム(NAIS:National Animal Identification System)と呼ばれるもので、肉牛だけのシステムではなく、アメリカ野牛、乳牛、豚、羊、山羊、ラクダ、馬、シカ、家禽(ニワトリ、七面鳥など)および養殖魚(マス、サケ、ナマズなど)を含むあらゆる家畜の個体識別を可能とするシステムです。
農務省および州のデータベースへ情報を伝達する電子情報通信システムを使い、48時間以内に、すべての動物の存在していた場所と個体識別ができるよう構築されています。
 
BSEにも科学的に対応しています
各団体・部門が相互に連携し合うことでアメリカン・ビーフの安全性は保たれています。
その背景には、BSEが起こる仕組みの解明や、危険性のある仕組みの排除などの正しい知識の理解と科学的検証がつねに行われていることがあげられます。
BSEに関する基礎知識はこちらから